昨日は、追いコンお疲れ様でした!
会の冒頭、江崎監督が、
すべてに通じる課題として「筋持久力」を挙げ、解決策として加圧トレーニングを提案し、会を退席されました。
監督としては、ご自身の「サッカー教室」を読め!ということかもしれませんが、少し整理してみましょう。
まずは、Wikipediaより、持久力とは、
日常的に使われる持久力(じきゅうりょく)という語は人や事柄の粘り強さを意味するが、スポーツ科学は持久力を疲労に抵抗する有機体の能力と考える。具体的にいえば、できる限り長時間一定の負荷(例えば疾走速度)を維持できる能力だとするのである。持久力は、筋力(パワー)、瞬発力(スピード)、調整力(コーディネーション)、柔軟性(可動性)と並ぶ独立した一つの基本的な運動能力とされている。もちろん、スポーツ種目ごとにこれら基本的な能力の重要性の度合いは違ってくる。長距離走者ならばその人の持久的な能力が何より重要だが、バレエダンサーならばその人のコーディネーションあるいは柔軟性が重要となることである。
…と、解説が続きますが、専門家が関わっていないのか、シックリくる説明にはなっていませんね。
ここからは、今回調べたことも含めて、私が理解している限りの範囲で、まとめてみます。
まず、サッカーに必要な「持久力」は、ズバリ、
90分間走りきる力
となります。ただし、90分間走りきる為に必要な(持久)力は、
- 低~中強度の運動を試合時間内、持続させる力
- 短時間・高強度の運動を、繰り返しパフォーマンスする力
の2つに分けられます。前者は、心肺持久力(ネットで調べると全身持久力としてあるサイトが多いようです)、後者は、今回課題に挙げられた筋持久力となります。さらに、三大〇〇とするならば、
- 90分間集中を切らさない精神力
通常、心肺持久力と筋持久力は、相互依存の関係にあるので、一般レベルで長距離走のタイムを競ったりする場合は、それぞれを分けて扱う必要がありません。
しかし、サッカー選手の筋持久力が弱点で、それを克服しようとする場合は、その限りではありません。意識的に筋持久力を鍛えないと、筋持久力を心肺持久力が補ってしまい、むしろ、心肺持久力ばかりが鍛えられてしまうのです。
近年は、サッカーにおいて心肺持久力のトレーニングは一切不要だと提唱するレイモンド氏の「ピリオダイゼーション」が主流となりそうです。江崎監督は、そこまで極端ではありませんが、トレーニング中の故障率まで考慮する上で、心肺持久力トレーニングはLSD法が適切であるとのお考えのようです。
いよいよ本題ですが、筋持久力を鍛えるにあたっては、皆さんが毎日取り組んでいる「インターバルトレーニング」は最適な方法の一つです。しかし、やり方を間違えると充分な効果が得られません。
- 心肺持久力に頼って、ペース配分をしていませんか?
- 途中で心が折れて、惰性で走っていませんか?
- 自分の限界の前に、ノルマが終わっていませんか?
筋持久力トレーニングの効果は、トレーニングで自分の限界を超えた後に、いかに頑張るかで得られます。これを「過負荷の原理」とか「オーバロード・トレーニング」といったりします。具体的には、筋肉中を低酸素状態にし、乳酸を蓄積させる必要があるので、トレーナーは、そのために、日々、トレーニング内容を試行錯誤します。
トレーニングあるあるの10本ダッシュが終わった後、
『あと1本ね^^;』
も選手をいじめているわけではなく、筋持久力トレーニングの工夫の一つです(精神力を鍛える意味合いもあるとは思います)。
随分長くなってしまったので、今日はここまで!
※続きは後日書きますが、この記事の直ぐ後におく予定です。
1 件のコメント:
追いコンは失礼しました。ふと気付きましたが、追いコンの締めで監督が話をするのもちょっと変ですよね。
横道にそれましたが、続きの加圧の記事も楽しみにしています。
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